活動記録2005/11/01   
●椰子炉の設置と稼働実験
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1. アルミリサイクルモデル工場建設のための椰子炉の設置.................アルミリサイクルモデル工場において、島内の主な散乱ごみの一つであるやしの実の殻を燃料とする炉を設置した。
日本から送った椰子炉
エコミュージアム内「Cゾーン」に椰子炉を無事設置完了

2. 椰子炉の稼働実験.................現地政府職員の立会いのもとで燃焼実験を実施。これにより、温度の上昇時間等の確認および現状の問題点の抽出を行った。
政府次官補、教育委員会長、医師も参加
椰子だけで約40分後に700度達成(アルミが溶けるアルミ溶点は660度)。約70分で800度、約90分で850度達成。

椰子炉燃焼実験結果
実験日時:2005年11月4日 15:00−17:00
気温:28℃ 湿度:42%

温度変化とやし数量

点火からの
時間経過
炉の温度 やし殻投入数量
(1個は殻の半分)
1分 172℃ (点火時50個)
10分 460℃ +12個
16分 570℃ +13個
20分 580℃ +12個
22分 600℃ +12個
26分 605℃
30分 660℃
33分 530℃ +32個
35分 697℃

660℃ +15個
40分 700℃ +19個


+23個
50分 724℃ +24個


+22個
55分 740℃
60分 730℃
63分 780℃
67分 800℃ +20個
68分 800℃ +19個
 :  :
90分 850℃


(計273個)


●ラグーンのビーチクリーンアップ
昨年度クリーンアップを実施したエリアのうち、漂着ごみが堆積している場所、および昨年度に隣接するエリアにおいて、同様の形式で、2つの高校の生徒が活動主体となり、クリーンアップ活動を再度実施。



●環境セッション
アルミリサイクルシステムの説明およびモデル工場の周知を主目的としたセッションを島内2つの高校で実施(→配付資料)。また、環境問題をテーマとしたゲームをクイズ形式で実施し(→クイズ内容)、ごみ問題や地球温暖化問題についての基礎知識を解説すると共に、日本国内でのリサイクルの状況を紹介するために、ノートやガラスびんなどの再生品を提示した。



●環境をテーマとする作文と絵コンテスト
現地の高校生の環境意識調査を兼ねて、環境をテーマとする作文および絵を募集した。作文の応募総数23点のうち、優秀な15点を副読本に掲載することとし、そのうち特に優秀な上位7名(各校3名+最優秀1名)を選考した。絵については特に優秀な数点の絵を副読本に掲載することとした。
「最優秀作文(2校中)」……生徒名 Robusi Iab 

「I.M.高校」……
1位: Burangke Tabokai 
2位:Annie Iteata 
3位:Korio Emta 

「St.Francis高校」……
1位:Kabuta Maneaua 
2位:Uriam Tanoata 
3位:Tiraumoa Erua


●エコミュージアムの看板制作
今後、アルミリサイクルモデル工場だけでなく、エコミュージアムでの作業の担い手となる高校生に対して、その存在を周知し身近なものとするために、2高校から自発的参加を得て、エコミュージアム入口の看板を共同で制作した。

 
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