活動記録2016/12/12 
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●空き缶のリサイクルシステムは順調に

2001年に「クリスマス島クリーンアップ基金」を起ち上げました。これはゴミをゴミ箱に捨てる、という習慣のないクリスマス島が属する『キリバス共和国』の子供たちの教育のためです。2001年にはまずクリスマス島でゴミ箱作りから始めました(活動記録2001/07/31参照)。

2016年現在、ようやくリサイクルシステムを島民間で取り組み始めたのです。種を撒いてきたことがようやく動き出してきたことはとても嬉しいことです。これは、ニュージーランド政府の資金援助によるものです。年に2回援助があるそうです。

缶は1缶4セントで市役所が買います。島民は市役所まで缶を売りに来ます。HotelやBarのオーナーも市役所に持ってきます。

一番危惧していた「クリスマス島からどう缶を運ぶか?」ですが、これも援助金によって首都タラワに船で運ぶそうです。タラワ〜クリスマス島は船で行程5日間かかってしまうほど離れています(7500キロ。ちなみに札幌市〜那覇市は2200キロ)。今まではこの船のコストが破格すぎてなかなか目処がつきませんでしたが、なんとか「出口」ができているようです。しかし船運賃はまだまだ高額ですので、今後の課題です。

そのシステムのお陰で、島内はほとんど空き缶は捨てられていません。

しかし、まだまだ予算が少なく、ゴミ回収等は苦労しているようです。プラスチックゴミは購入システムがないので、これは今後の課題です。ペットボトルや様々なプラゴミは散乱しています。

クリスマス島市役所(カウンセラー)







ゴミ箱ですが、これを作るのには結構なコストがかかってしまうそうです。理想は、このゴミ箱を島のヴィレッジごとに設置し、市役所がトラックで回収し、その時にそのヴィレッジに量によってお金を払うことでしょうか・・・

プレスマシーンもちゃんとしています。



真ん中が市長です。今年選挙で当選した40代の若い市長で、これから活躍が見込まれます。 真ん中:市長 Bakaia Kiabo(バカイア・キアボ) 右:副市長 Tirikan Mereke(シリカン・メラカ) 左:助安博之(クリスマス島クリーンアップ基金代表幹事)



●2004年地元100人の子供たちと行った「ビーチ・クリーンアップ」後、12年経って・・・

12年前に、クリスマス島の人口密集地域で、「ゴミの吹き溜まり」になってしまっているラグーン(潮の流れで一番ゴミが流れ着いてしまう場所)のビーチ・クリーンアップを実施しました(活動記録2004/10/10参照)。


2004年10月に行った「ビーチ・クリーンアップ」

清掃前   清掃後


手をつないで各自の腕幅分(150cm×100人)、合計約150mのビーチクリーンアップ



■参加者
・ St. Francis高校:約50人
・ IM高校:約30人
・ 両校教員と政府職員:約20人
■集まったごみ量
・ やしの葉:5tトラック2台分(約20m3)
・ やしの実・その他:2tトラック6台分(約24m3)
・ アルミ缶:ごみ袋15袋分(約30kg)
・ ガラスびん:ごみ袋4袋分(約40kg)
・ プラスチック:ごみ袋60袋分(約90kg)
・ スチール:ごみ袋10袋分(約50kg)


「ビーチ・クリーンアップ」後12年経った今、そのラグーンがどのようになっているか視察しにいったところ........


2016年12月のビーチ



「ゴミの吹き溜まり」であったこの場所、きれいに保たれています! この場所は最近カトリック教会の土地となり、なんとこの場所に新しくカトリック系ホテルが建つとのことです!! ゴミが流れ着いてしまう「ゴミの吹き溜まり」ですが、その場所にホテルを建てるというのです。しっかりとゴミ対策も考えてのことだと思われます。なんと来月2017年1月には、その「上棟式」のために首都タラワから大統領がこの場所に訪れるとのことです!  12年前、いろいろな場所を回り、島内で一番汚かったこの場所を選び、子供たちの教育のための「ビーチ・クリーンアップ」を催しました。その結果「ゴミは拾うもの。ゴミは拾えば気持ちが良い」「一度キレイにした場所は、キレイに保ちたい」ということに気づいてもらえたのだと思います。「ゴミの吹き溜まり」から「ホテル」となるこの場所は、何とも思い出深い場所となりました。


ちなみにこれは2009年11月のビーチ


 
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